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ハンググライダーと旅の記録

 

Hang Gliding Japan

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Posted on 19:06:40 «Edit»
2013
01/29
Tue
Category:World Championships

2013世界選手権回想録 その8 Day5 Task4 

1月11日
100km南下した後、東に100km進むタスク。
2013WMtask4

注意点は二つ。
・ターンポイントを過ぎた後、ゴール手前84km地点(写真の赤線)から先は8500フィート(2590m)の高度制限がかかること。
・ゴールの標高が880mあること。

つまり、後半に行けば行くほど対地高度が取れなくなる。
高度制限違反は、100m以内ならば1回目で警告、2回で失格。
100m以上の違反は1発で失格だ。

回収車の段取りは、例によってゴール先行車の濱里君を走らせる。
今日は特に、高度制限のかかる地点で待ちかまえ、選手達に数字を伝えて注意を促すことと、地面の標高を順次伝えることを指示する。







私はできるだけ集団の真下を追い、みっちゃん号は後詰め。途中はショートカットしてもよい、と伝えて出発。


ターンポイントまでは順調そのもので、今日は全員ゴールではないかと期待する。
時おり行き会う他国の回収車とも話をするが、いずれも順調そう。

しかし、そう甘くはなかった。
残り50kmを切ったあたりから標高が高くなり、サーマルも渋くなってきて、一部の選手から苦しそうなレポートが入り始める。
地形も平坦ではなく、なだらかな丘と谷になってきて、降ろす場所を選ぶのに苦労しそうだ。

「トノヤン降りそう」と聞いて道を引き返すと、「回収車見えた、ワシは大丈夫」と言うので、みっちゃんに任せることにする。
そこに「氏家さん降りそう」という連絡。
見当を付けて横道に入ると、そのまま声が聞こえなくなる。
これは参ったな、と思いながら探していると、ちーちゃんから降りたという連絡。座標入りのメールだが、道路沿いではなく南側の線路沿いに降りているという。
座標を追ってダートを走ると、農場の奥の高い丘の上で行き止まりになってしまった。

さて、どうしたものかと思っていると、四輪バギーで農場主がやってきた。
「私の家の前を通ったか?」
「はい、5分ほど前に」
ハンググライダーの世界選手権をしていて、チームのパイロットを探していること、GPSの矢印を見せて、この方向にいるはずだ、ということを告げる。
「あれじゃないかな。普段あの場所にない物が見える」
あ、ホントだ。まぎれもなくちーちゃんのコンバットだ。
しかし、農場の真ん中で、道路はつながっていないようだ。

「あの場所にはどうやったら行けますか?」
「あの農場の持ち主に連絡してあげよう。電話するから、家まで来てくれるかな」
農場主のトニーさんの家までついて行き、電話をしてもらうがつながらない。
「では、私が案内してあげよう。後で家まで乗せてきてくれればいいよ」

なんという親切!
オーストラリアは親切な人が多いのだ。

一旦幹線道路に出直して、丘を越えて、農場のゲートをいくつも開けて・・・
線路はあったが廃線で、レールが草に埋もれている。
こんな道、一人では見つけられなかったろうな。
最後は道もなくなり、麦畑(刈取り済み)の中を進む。
そして鉄条網に突き当たる。
ちーちゃんまで500m・・・発見!!

あとは歩いていくしかない。
トニーさん「私も行こう」
「でも、車をこのまま置いておくと火事になりませんか?」
高温と乾燥のため山火事が頻発しているので、枯草の上に駐車しないように、と大会本部でも繰返し注意されていることを思い出した。
「では、私が車を見ていよう」

ちーちゃんはハーネスと尾翼を抱えて歩いてくる。
私は機体を取りに行き、担いで走る。
・・・・・
無事回収。明るいうちに済んでよかった。

結局、氏家さんはトノヤンとともにみっちゃん号に回収された、他の選手は皆ゴール(もしくはゴール直前)で、濱里号に回収されたとの報告。

我々が一番最後と思って帰路につくと、道端に停まっている車を発見。
あれ?日本チームだ。
携帯電話を落としたので捜しているというが、これは難しい。
3台とも合流して、日没まで探したが、もう無理と判断して諦めてもらう。

遅くなった時、頼りになるのはチャイニーズレストラン。
カウラの町で食事にありつき一安心。
日付が変わる前に宿に戻れた、ように思う。
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