ハンググライダーと旅の記録

 

Hang Gliding Japan

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Posted on 23:52:47 «Edit»
2009
09/29
Tue
Category:Hang Glider

Safety Seminar 

大学生に頼まれて、安全講習会の講師をやってきました。
私ごときがやっていいのだろうかとも思いましたが、一応彼らの倍くらいは生きてるし、飛んでいてケガをしたことはないし、ということで引き受けました。

講習の対象は「飛び始め~ソアリングを始めたくらいの人」と聞いていたのですが、
実際に集まったのは「講習を始めたばかりの人~すでにバリバリ飛んでる人」まで30人ほど。

場所はお茶の水の東京電機大学の一室。
私の家から車と電車で片道2時間半。
次回やるならエリアでやろうよ。。。


導入はこんな感じで。

私はハング・パラ通算で1000本ほど飛んでいるがケガをしたことはない。
学生の頃はみんなと同じで結構無茶したけどね。
では、1000本に1回、骨折するくらいの大ケガをしたとしたら、これは確率として高いか低いか?

「高い」「低い」色々な意見が出たところで、確率論の話。

「週末、土曜に100人、日曜に100人が飛びに来て、平均2本ずつ飛んだとする。延べ400本のフライト。1000本に1回の確率で大事故が起きるとしたら、2~3週間に1回救急車を呼ぶことになる。これでは安全な遊びとは言えないよね」

で、次の質問。「空を飛ぶのは安全か、危険か」
またまた色々な答えを聞いた後、私の答えは
「条件付きで安全」
さすがに空を飛ぶ以上、無条件で安全ではないが、基本的なことを守ればリスクは管理できる。
基本的なこととは次の4つ。
1.ルール(手順)を守る
2.気象条件の許す範囲で飛ぶ
3.基礎技術を身に付ける
4.適切な機材を使う

ここでちょっときつめの事を言っておきました。
「現在のハングやパラで、ワケのわからない落ち方をする物はない。機材の安全性は確立されている。これは先人達が命をかけて経験を積み上げてくれたおかげだ。だから、事故を起こすということは、亡くなった先輩達の命を冒涜することだ、と言っても過言ではない。」


その後は各論です。
まずはリスク管理の難しさを説明。
・「無茶をしても100%事故につながるわけではない」ことが、リスク管理を難しくしている。
たとえば、車を運転していて、赤信号や一時停止を全部無視しても、多分そう簡単にはぶつからない。これが危ない。結果オーライで、「こんなことしても大丈夫だった」という誤った教訓が蓄積されるから。
・リスクを管理するということは、ものすごく地味で退屈な確認作業を毎回繰り返すことだ。
「そんなことしなくたって大丈夫だよ」って気持ちがどうしても出てくる。
でも「気をつけよう」という精神論で解決しようとすると、いつか必ず失敗する。

・「人間はミスをするということを前提に考える」
例えばセットアップミスを防ごうとするなら、「気をつける」だけでは不十分で、プレフライトチェック(自分)とクロスチェック(他人)により「複数の目」で見ることで確率を低くすることができる。

・ピンチに陥ってからきわどいテクニックでかわすのではなく、不測の事態が起きても何事もなかったかのように対処できるよう、安全マージンを高く取る(余力を残しておく)のが本当に上手い人。
・私が考える「上手いパイロットの条件」の一つは?→「ランディング場に高く帰ってくる人」


「気象条件を考え、飛ぶタイミングを決める」
・1時間ソアリングするのがやっとの人が、上級者と同じタイミングで昼過ぎに出ると、サーマルが最も発達する時間帯にランディングすることになる。ランディング場が穏やかになるまで飛んでいることができないなら、早めに1本飛んで、昼間のランディングは避け、午後もう1本飛ぶ方が安全。
・自分が飛ばない間は、風や雲の変化を観察し、飛んでいる人達がそれにどう対応しているかも見ておく。
・難しい条件の日に無理して飛ぶより、飛べる日にもう1本飛ぶ。怖い思いをすると、何でもない時でも怖くなってしまう。安全で楽な条件で成功体験を積み重ねることが上達の秘訣。


「基礎技術の向上に絶えず努める」
・人の話は素直に聞け。他人がわざわざ注意してくれるということは、よほど気になる(=下手)ということだ。
・エリアの達人でもフォームが崩れてくると講習場に来て修正したりしている。達人にはほど遠い我々こそ、もっと謙虚に真摯に基礎技術を磨くべきだ。
・テイクオフとランディングが全ての基本。世界選でも主催者が最も重要視するのはテイクオフの安全。
・セットアップの早さも技術の内。天気は人間の都合など考えてくれない。いつでも飛べるように準備しておき、チャンスを逃すな。
・学生のランディング技術で気になる点を指摘。アプローチは遠めで描き、直線を長く取ること。
・ハングはランディングアプローチのスピードが不足している人が多い。ランディングアプローチでは巡航速度より速めで飛び、風が変わらないうちにスパッと降ろす。
・ランディングの組み立ては、行き当たりばったりだと最後に行き詰まる。コツはターゲットから逆算すること。「ここに降りるには、この方向にこのぐらいの直線を取る必要があるので、ここで最終進入の旋回をしなければならない」というように。


「乗り換えは慎重に」
・初めてを2つ重ねない。初めての機体、初めてのハーネス、初めてのエリアというように、慣れない要素が増えると事故の確率は高まる。
・背伸びして難しい機材に乗り換えない。特に4年生は上級機への乗り換えを慎重に。就職後、本数が減ったり間を空けたりしても安心して復帰できる機体を選んでおいた方が無難。空を飛ぶのは一生の趣味にできるので、慌てないこと。


最後は、高い目標を持って飛びましょう、という話。
「パラで最初に八郷一周をする」と言って本当に実現した山下君や、
「学生のうちに世界選手権に出る」と言って本当に出場したミッチーのように。
練習をしているとどうしても行き詰まる時が来るけど、大きな目標を持っていれば、一つ一つの技術の習得に意味が感じられるので、比較的容易に壁を突破できるよ、と。

・・・・・・・・
だいたいこんな感じでした。
みんな真面目に聞いてくれてよかった。
指名して答えてもらった人も、よく考えて良い答えをしてくれたし。
コーイチロー、幹事乙。

こういうの初めてなので、とりとめのない話し方になってしまいましたが、上手く伝わったかな?
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行けなくてすみませんでした。
ちょっと用事が入ってしまって。。


こうしてブログで内容を書いてもらえると少しでも雰囲気が掴めてありがたいです。
  by こかじ
 Re: タイトルなし
こかじのちょっと用事って何だろ???
そっちの方が気になる・・・
  by kitano masahiro
Posted on 20:07:12 «Edit»
2009
09/22
Tue
Category:Hang Glider

Recently... 

すっかり更新をサボってました。
昨年から関わっていた仕事の大詰めで、余裕が全然ありませんでした。
今後もしばらくは会社員状態なので、週末しか自由に動けません。
(以前こう言ったらシゲトに怒られたなぁ。「普通ですよ!」って)

その間に、マンフレットは帰国し、
足尾の仲間と「We Love Ashio第3号(秋号)を発行し、
Z9で飛んでは、機体の潜在力をまるで使いこなしていないことをヒシヒシと感じて焦り、
月例会でも低く走ってイマイチのフライト。
EJCまでに開眼したいなぁ。


マンフレットの教えを色々と反芻していたのですが、「今まで全く知らなかった新しい知識」は
特になかった気がします。

きっと本人にとっては、「当り前のこと当たり前にこなしている」だけなのでしょう。

それができるのが天才の証と言えばその通りでしかないのですが、
私は当たり前のことをきちんとこなして飛んでいるだろうか?


5連休は、初日がド強風、二日目もド強風ながら夕方おさまったのでフライト。
後半三日間はパラの大会「スカイグランプリ足尾」役員で、テイクオフサポートと回収。
2日間終えましたが、曇り続きでイマイチスカッと飛べていません。
明日の最終日は天気が良さそうなので、せっかく集まって来ている選手たちが思い切り飛べることを祈ります。


そして来週の月曜日、学生連盟の「安全講習会」の講師を依頼されてしまいました。
伝えたいことが多すぎて、原稿がまとまりません。むむぅ。
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 安全講習会
お忙しい中、学生のために時間を割いていただいてありがとうございます!
空飛びの下の世代も頑張っていきますので、よろしくお願いします!
  by コウイチロウ@千葉大
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